GBとGiB、MBとMiB
どうもbeatbox4108 です。
もうすぐハロウィン! 今年はDiscordで騒ごうかなと思ってますw(騒ぐな)
本題
前にこの記事を書いたんですけど、
そのときに、GiBとか書いてたのに気づきましたか?
違和感を感じた人も多かったと思います。
ということで今回は、データ容量の単位について書いていきたいと思います。
SI接頭辞と2進接頭辞
表に簡単にまとめてみたので簡単に見ていきましょう。
SI接頭辞 | 2進接頭辞 | |||
---|---|---|---|---|
単位 | B(バイト)に書き直したときの値(SI基準) | B(バイト)に書き直したときの慣用値 | 単位 | B(バイト)に書き直したときの値 |
KB(キロバイト) | 1000B | 1024B | KiB(キビバイト) | 1024B |
MB(メガバイト) | 1000000B |
1048576B (2^20B 1024^2B) |
MiB(メビバイト) |
1048576B (2^20B 1024^2B) |
GiB(ギガバイト) | 1000000000B (10^9B) |
1073741824B (1024^3B) |
GiB(ギビバイト) |
1073741824B (1024^3B) |
TB(テラバイト) | 10^12B | 1024^4B | TiB(テビバイト) | 1024^4B |
PB(ペタバイト) | 10^15B | 1024^5 | PiB(ペピバイト) | 1024^5B |
これを見て気づきましたか?
SI接頭辞は2つの基準があるんです。
SI接頭辞の慣用値と、2進接頭辞の値は一緒なんです。
そして、
SI接頭辞のSI基準の単位の方は、10進数で区切りが良いんです。
ではなんで2つの単位が生まれたのでしょうか?
曖昧なSI接頭辞
前節で説明したとおり、SI接頭辞には2つの基準があり曖昧です。
SIの単位は、K=1000倍 M=1000000倍と定められているためです。
ですが、これでは曖昧になってしまいます。
上の表には書きませんでしたが、YB(ヨタバイト)の慣例値(1024^8B)と、YBのSI基準(10^24B)との差は、20.8925819614629174706176%、208925819614629174706176B(約176ZiB、約185563404PiB)もの差があります。
こんなに差が出てしまっては、使い物になりません。
そこで、登場するのが2進接頭辞なのです。
まとめ
GBとGiBの違いは単位の違い。
2進接頭辞はSI接頭辞の曖昧さを無くすことができる。